告るべきか、告らないべきか。それが問題だ

[st-kaiwa1]ねえねえ、アン、僕の友達が、彼女に告るかどうか迷ってるんだけど。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]へえ、その二人って、どんな感じなの?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]よく二人でご飯とか行ってるんだよ。たまに映画を見たり。もちろん二人で。でも、彼女には付き合っているっていう認識はないみたい。
だからもちろんキスなんてしてないし。
でも、彼は彼女と付き合いたいんだよ。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]彼女は、彼のことを友達って思ってて、彼は、友達から一歩進んで、ステディになって欲しい、って思っているわけね。
キスもエッチもしたい、ってことだ。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1]そういうことなんだよね。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]なるほど。
よし、彼は告るべきか、告らないべきか、よーく考えてみよう。[/st-kaiwa2]

目次

なぜ、彼は告白するかどうかを悩むのか?それを考えてみよう

名前がついてないと話が難しいので、彼をA君、彼女をB子さんとしましょう。
A君はなぜ、告りたいのか?
それは簡単。
今の「友達」の関係を「恋人」というか「ステディ」というか、まあ、そう言った関係にグレードアップしたいからだよね。
「じゃあ、告白すればいいじゃない!」と思うかもしれないけど、でも、あなたがA君と同じ立場だったらやっぱり告るかどうか悩むでしょ? どうして悩むんだと思う?
それは告白を失敗したときがヤバいから。
B子さんから「それはちょっと違うんじゃないかな」と言われたとき。
これまで、せっかく仲良かった友達なのに、告ったために、「友達の関係も失ってしまう」可能性もあるんだよね。

告る、ってことは、A君とB子さんの関係を大きく変えてしまう可能性がある。

  1. 可能性の1としては
    友達関係⇨恋人ステディ関係 へ格上げ
  2. 可能性の2としては、
    友達関係⇨気まずくなって友達関係崩壊 これは明らかな格下げ

    この格下げが怖くて、なかなか告れないんだよね。

付き合うって、恋人やステディって何だろう?

A君は、B子さんと付き合いたい。さて、付き合うって、何だろう?
単なる友達関係とどう違うの?
付き合っている男女のやっていることをリストアップしてみるね。そうするとその内容がわかってくるよ。

  • 定期的だと思えるほど、二人で会う。
  • 大切な記念日は、二人で過ごす。
  • 相手が、他の異性と仲良くすると、不快感を覚える。
  • 浮気はダメ。
  • LINEなどでしょっ中連絡をする。
  • キスをする。
  • セックスだってするかもしれない。
  • 相手のことを、他のどの異性より大切に思う。
  • 結婚もあるかもしれない。

と、こんなところかな。
こうやってリストアップしてみると、恋人関係って、付き合っている関係って、なかなかいろいろあるよね。

A君は、告白に成功したら、B子さんとの関係に於いて、上記のリストアップしたことが全部じゃないかもしれないけど、多くが当てはまることになるよね。

じゃあ、告白に失敗したら?
これらのことが全部オジャンになるのかな?
ここんところ、よーく考えてみよう。

果たして、NO お付き合い、NO LIFE か?

もし、A君がB子さんに「付き合ってくれる?」と告って、B子さんの返答が「いや、それはちょっと困る」という回答だったら。

  • 定期的だと思えるほど、二人で会う。
  • 大切な記念日は、二人で過ごす。
  • 相手が、他の異性と仲良くすると、不快感を覚える。
  • 浮気はダメ。
  • LINEなどでしょっちゅう連絡をする。
  • キスをする。
  • セックスだってするかもしれない。
  • 相手のことを、他のどの異性より大切に思う。
  • 結婚もあるかもしれない。
  • これが全部だめ!ってこと?

告って失敗すると、全否定されたと思ってしまいがち。
もう会わない、キスは当然ダメ、セックスなんてもっての他!
LINEだって送ってこないでよね、キモいし。
と友人関係すら崩壊、と思ってしまうかもしれないけど。
こういう考え方は、
All or nothing.
dead or alive.
白か黒か?
0か100か?
この考え方は、いさぎよすぎるよね。
少し落ち着いてえてみると、わかるけど、実はそういうわけでもない、全否定されるわけでもないんですよ。

もしかしたらB子さんは
「いや、ちょっとそれは困る」の、その後に「でも、時間があるときは、お話ししようね」と続くかもしれないし、「LINEは交換したいな」と言ってくるかもしれない。
人生は白と黒だけじゃないんだよ。その間に、グレーのグラデーションがあるんだよ。これ、凄く大事なこと。

恋愛の藤井聡太(将棋が強い人!)たれ!!

A君はB子さんのことを異性として大好き。付き合いたい。
でも、B子さんはそうでもないかもしれない。
ま、こういうケースはよくあるけども、この場合はいきなり告ってはダメ。失敗のリスクは高い。
じゃ、告らないのか?というわけでもないんだよ。
彼女の心を誘導していくのですよ。
それはまるで、将棋のように、チェスのように。
まあ、将棋やチェスのことはわからない人も多いだろうけど、この例えを思いついてしまったので書くけどね?。
将棋やチェスでは、いきなり王様を狙うようなことはしない。少しずつ相手を崩していって、最後に王様を落とすんだよ。
これと同じことをすればいい。つまり、藤井聡太さんの将棋のように、彼女の心を少しずつ盛り上げていこう、ってことね。

例えば。彼女の趣味を聞き出して、一緒にそれをやってみる、とか。
誕生日をいきなり二人で祝うのはハードルが高いけど、プレゼントは渡すとか。
映画を見に行ける関係なんだから、もっともっと、映画を見終わった後にそれについてお話しするとか。
とにかく、少しずつ積み上げて行こうよ。
これって、それぞれが小さな告白なんだよね。それを積み重ねていくと、彼女だって、「あれ、もしかしてこれ、付き合ってる?」くらいに思うようになる。
そして、この時こそが、彼女に告るタイミングなんだよ。

それでも、もし、拒否られたら?

そうだね、それでも拒否られたら、それは仕方ない。
でも、A君とB子さんの関係は、実はゼロになるわけじゃない。
これまでの関係が距離られたわけじゃない。
それ以上進むことが、とりあえず拒否られただけなんだよ。
だから、友達関係はキープすればいい。
彼女の気持ちは、コントロールできないからね。

それからどうなるかは、これはわからない。神のみぞ知る。
うまくすれば、付き合えるかもしれない。
いや、もしかしたら、B子さんにA君ではない彼ができるかもしれない。
さて、どうなることやら。
それはそれで、恋の喜びであり悲しみでもあるから、仕方ない。精一杯楽しもうよ。

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